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応急対応(白浜海岸へのクジラ漂着)

おはようございます。

昨日、羽島地区白浜海岸へクジラの漂着が発見されたと聞き、弊社としても何かお手伝いできることはないかと駆けつけてきました。

現場には傷だらけの子どもと思われるクジラが横たわっており、まだ息をしている様子。

地域の方々や警察、県や市の職員も集まり、海水をポンプアップして乾いた体に水を掛けるなどできる限りの措置を行いましたが、発見から1時間ほどで生き途絶えてしましました。

私たちは重機を急遽手配し、息があるならば海に返してあげたいと早急に準備を行っていましたが、それも残念ながら間に合わず。

結果的にかごしま水族館の指導の下、適切な措置を行った上で、近くの砂浜に埋葬する事となりました。

何とか助けてあげたいという方々の熱量に触れ、私も感化し、昨今の暗い報道ばかりではなく、こういった温かい人たちも多いのだと改めて感じさせられました。

子クジラは残念ではありましたが、非常に稀な出来事でありました。

↓まだ息をしている段階

↓死後、埋葬前の措置

尚、今朝の南日本新聞にその出来事が記事となりましたので、掲載いたします。

◆羽島白浜海岸にクジラ漂着か

以下、記事全文↓

いちき串木野市羽島の白浜海岸で11日朝、クジラとみられる1頭が打ち上げっているのが見つかった。
住民らが水をかけて延命措置を図ったが、約1時間後に死んだ。
市や羽島漁業協同組合などによると、全長3.3m。市の担当者は「コマッコウやオガワコマッコウの可能性がある」とし、肉片を鹿児島市の鹿児島水族館に送った。
死骸は重機で海岸に埋めた。
周辺はこの日未明に満潮を迎え、発見した午前9時過ぎは潮が引いていた。漁協の平石良博組合長(78)は「クジラが羽島の浜に打ち上がるのは見たことがない」と驚いていた。